例えばローマにある日本大使館のHPを見ると必要な書類が
箇条書きしてあるが、イタリアでは何故か「人によって、
場所によって言うことが違う」ということが多々おきるので、
まずはcomune(役所)に聞いてそれにしたがって日本大使館で
手続きをしたほうが無駄がなくなる。
例えば、私はcomune(役所)で certificat di nascita
(日本で生まれ、日本国籍を持つことの証明書) と
nulla osta(一度も結婚したことがないという独身証明書)を
用意するように言われ、必要書類(日本の戸籍謄本
戸籍が新しいものに改正されている場合はオリジナルの
“改正原戸籍謄本”2通 / 結婚相手のイタリア人の
身分証明書またはパスポートのコピー 1通 )と
自分のパスポートを持ってローマの日本大使館を訪ねた。
しかし受付の女性はnulla osta (独身証明書)はすぐに納得して
受け付けてくれたものの、certificat di nascita(日本人であることの証明)
については「nulla osta(独身証明書)の中に日本人であることは記載してあるので
これだけでいいと思いますよ」と言って受付を終了しようとした。
だが、伝え忘れ、確認忘れが非常に多いこのイタリアで、
comune(役所)がわざわざ事前に言っていた書類である。
受付の女性は同じような書類にさらに9,50ユーロがかかってしまうために
親切心で言ってくださっているのだが、このまま頷いても、
後日また朝5時に起き、3時間以上かけてローマへ
戻って来なければならないのは私である。
お金がかかっても構わないから発行して欲しい旨を伝えて
受け付けてもらった。
受付は朝11時半に終了。在留届も提出して午後3時くらいに
受け取りに戻ってくるように言われた。
昼食を済ませて大使館に戻るとすべての書類は完璧に出来上がっている。
さすが日本だ…、と感心。
しかし、帰り際に婚姻届の提出に関するチラシを渡されるが
それに必要な書類は渡されず、後日郵送で請求することになった。
書類自体は無料だが、切手を貼った返信用封筒の同封が
必要になるので少々面倒。これから行かれる方は最初に行った時に
すべてをもらってくる方が楽だと思う。
帰りの電車の時間なども話してあったし、在留届に住所等も
記入しているので遠方から来ていることはわかっていたはず。
チラシだけでなく、書類が必要かを尋ねてもらえれば有難かった、
などと考える私はやっぱり日本人か…。
ついでに書くと、婚姻届の請求の際、いつか子供に恵まれた際の
出生届用の用紙も請求しておいた。
非常にすばやく送付されてきたのは良いが、以前行った時に
提出したはずの「在留届」用の用紙まで一緒に送られてきた。
「提出がまだなので記入して送り返してください」ということだが、
一体どうなっているのだろう? 変なところでイタリアっぽさを
見せてくれたローマ大使館であった。
ちなみに、ミラノ領事館で手続きをした人は、申請した書類を
後日取りに来るように言われる人が多いようだ。
どちらも同じくらいの距離に住んでいる人は、ローマ大使館まで
行ったほうが一日で済んで楽かもしれない。
「Commune(役所)とprefettura(県庁)での手続き その1」を読む