南ドイツで大量の雪を何年も見てきたせいで私は雪には
飽き飽きしているけれど、夫は朝から大興奮。
「今日は絶対仕事が休みになるから上司に電話をしろ」 などという。

ドイツでは10月から自動車のタイヤを冬専用タイヤに替え、
替えていない人がそれによって事故を起こしても保険会社は
支払いを拒否することができる。それくらい雪は彼らに
とって当たり前のことで、そのための準備は怠らない。
外出時は雪用のブーツを履いて帽子と手袋も常備。
子供たちも数メートル積もった雪を横目に見ながら、
まだまだ真っ暗な冬の早朝、一人で家を出て学校に向かう。
仕事を休むなんて冗談でも思いつきもしないだろう。
もちろん私も冗談だとばかり思っていた。
しかし夫に言われシブシブ携帯の電源を入れてみると、
そこにはすでに上司からのメッセージが。
「今日は休みなさい。雪が降っていて危ないから」
えぇぇぇぇえええええっ! このメッセージを見てもまだ信じられなかった私は
この上司に電話をしたが、「こんな日に仕事に行く奴の
気が知れない」という返事。「道が凍っていて危ない。
何かあってはいけないので今日は家でゆっくりしなさい」
あぁ、イタリア人ってなんて素敵にいい加減なんだろう♪
これを聞いて夫は「ほらね、言ったでしょ?」と満面の笑み。
そして2人で「ピサの斜塔−雪景色編−」の写真を撮りに行った。
みなさん、この写真はとぉーっても珍しい写真ですよ!





