イタリア、というかヨーロッパのティッシュペーパー、
ご覧になったことのある方も多いと思います。

「日常使いにこそ、優れたデザインを」
マジス・チェアワン例えば、こんなの。

このティッシュ、日本のものに比べて分厚くて大きいんです。

手前が日本製、奥が欧州製。
そう、モデルのような美しい女性が、
びぃーっっ!、びびぃいーっっっ!!!と百年の恋も冷めるような音をたててかんでも、
決してびくともしない頑丈さなんですよね。

4枚綴りのティッシュが9セット入っています。
だって、こっちの人たちって、その丈夫なティッシュを、
一度使ったくらいでは捨てないんですよ。
そう、同じ紙で何度も鼻をかむんです。
1枚使って鼻をかんだあと、
すぐに捨てずにポケットに入れ、
しばらくするとまたさっきの紙で鼻をかむ…。
老若男女、みんなそうです。
最初は
「げっ、汚なっ!」 と思いました(笑)。
日本なら後ろ指さされてもおかしくない行為です。
ヨーロッパに来たばかりの大和撫子なら、誰もが必ずネット上に
「こっちの人ってなんでティッシュを使ってすぐ捨てないの?汚いーっ!!」
と書き込むくらい、日常的に見かける行為ですし、
それはそれは驚かされる出来事です。
私もそうでした(笑)。だって日本では考えられませんよね。
でも、実は、このティッシュって、
「使い捨てハンカチ」 として作られたものなんです。知ってました?
そう、彼らにとってこれは「ティッシュ」ではなく、
「はんかち」なんです、ハンカチ。
どうりで皆、布製のハンカチを持ち歩かないわけですよね、
っていうかハンカチって探し回らないと売っている店を
見つけられませんよね(笑)。
(私も持ち歩かないクセがついてしまい、日本の公衆トイレで
ハンドドライヤーが無くて焦ったことがなんどもありました 汗)その昔、人々はみな、布製のハンカチで鼻をかんでいました。
(うちの義父はいまだにハンカチを使っていますが 呆。)
しかし、衛生上よくないということでこの紙製のティッシュが生み出され、
「使い捨てハンカチ」「洗わずに捨てられるハンカチ」として
華やかに世に送り出された、というわけです。
つまり、彼らにとっては最初から「何度も使う」のは当然のことで、
「使ったら捨ててもいいんだぜ、」というのは
あくまでも後からつけられた使用方法。一度使ったくらいですぐに捨てる、という行為こそ、
彼らの頭には「はなからない」、といったところでしょうか。
「ハンカチを持つのは常識の一つ」として、それを見れば
その人のファッション度や家庭環境までわかってしまう、という
どこぞやのお国とは180度違った使われ方ですね(笑)。
さて、いまでこそ高級ティッシュなども売られている日本ですが、
ヨーロッパでは15年前、私が初めてこちらに来た時には
すでに「ペパーミントの香り」「カモミールオイル配合」の
ティッシュが販売されていました。
日本にもこういうのがあればいいのになぁー、と大量に買っては
家に送っていたのが懐かしく思い出されます。

父の日にどうぞ。
イタリア製本革ティッシュケース